《第二章》
第一節:小松菜、新たな挑戦を始める
第一項:イベントについて
イベントとは、商品をかけ、配信者同士でポイントを競い合うもの。
ミクチャは、視聴者がミクチャ内での無料や有料のコインを使って、配信者にアイテムやスタンプを送り、応援することができる。その応援を数値化したのがポイントだ。
イベント参加する配信者は、その応援ポイントを競い合い、1位を目指す。
優勝賞品として、お菓子や化粧品、電化製品をかけたイベントや、声優、歌手、アイドルデビューをかけたオーディションイベント等もある。
また、ファン数0~500人限定のスター発掘イベントや、ユーザーレベル(ファンが増えたり、ポイントをもらう又はあげることで上がり、ボーナス機能が使えるようになる。)20以下の人限定、20以上の人限定など、初心者や中級~上級向けと分けたもの、一定のポイント数を達成すれば賞品がもらえるもの等がある。
ミクチャでは、様々なイベントが毎週、毎月開催されているのだ。
第二項:楽曲提供オーディション
今回、小松菜は初めてガチイベ(本気でイベントをするということ)というものを試みた。
そのイベントとは、
<<<Akira Sunset楽曲提供オーディション>>>
このイベントは、1位になると日本の作詞家、作曲家、編曲家、ミュージシャンである、Akira Sunsetさんから楽曲提供をしていただけるというもの。
まずAkira Sunsetさんについて説明をしよう。
音楽ユニットSafariiで2007年にハワイにてデビュー。
翌年、Sony Music Recordsよりメジャーデビューを果たす。3rdシングルとして発売した『この恋にさよなら』がYou Tubeでの再生回数が850万回を突破。
また、2012年後半からは自称「波乗り作詞作曲家」と銘打ち、他アーティストへの作詞や楽曲提供といった活動を始める。
乃木坂46への提供楽曲である『気づいたら片想い』や『今、話したい誰かがいる』などが年間オリコントップ10入りを果たし、その後2017年には『いつかできるから今日できる』が自身として初のミリオンセラーとなる。
乃木坂46には2ndシングル収録曲から数多くの楽曲を提供しており、これまで13シングルに参加し17曲を手がけ、グループ史上最多の作曲数を誇る。
第三項:イベントに参加した理由1
私は、乃木坂46をはじめ、欅坂46、日向坂46(旧:けやき坂46)のファンでもある。
元々48グループが好きで、結成当初の乃木坂46も知っていたが、ハマったのは3年前。
ご存知の通り、48グループも坂道グループもプロデューサーは秋元康先生であり、すべての作詞を担当している。
各48グループ・各坂道グループはそれぞれグループの特徴が異なる。
王道アイドル、地域性、妹分、清楚、反骨・社会風刺など、グループの特色やセンターに立つメンバーによって、歌詞や曲調が異なる。
私は、どのアイドルも好きだが、いまは特に坂道グループの歌詞が好きだし、曲も好きで、乃木坂46、2ndシングル収録曲から数多くの楽曲を提供しているAkira Sunsetさんに楽曲提供してほしいと心から思った。
第四項:イベントに参加した理由2
普段思っている本音を発信していこう。というのが、「小松菜の本音」の発足理由であった。
しかし、ミクチャを始め、たくさんの良い人と出会い、YouTubeのメインチャンネル「小松菜の本音」の方向性、言葉の選び方などを迷いはじめていた。
そして、ミクチャでは自分の情報も多くは開示できない中、素性を知らない相手に対し、何を話そうか迷っていた。
そんな中、歌は決して上手くはないけれど、歌をうたうことだけは好きで、ミクチャの配信ではコメントをくれる視聴者の方に対し歌ったり、誰かを救える言葉を歌で発信したいと思うようになった。
そして、参加したのが楽曲提供オーディションのイベントだったのだ。
もし1位を取ってAkira Sunsetさんから楽曲提供していただけたら、自分の本音や自分と同じような想いを抱えているどこかの誰かを救えるような曲が作れたらなと思った。
第五項:イベントに参加した理由3
ミクチャでの目標は、公認ライバーになること。
しかし、あくまでミクチャの配信はYouTube周知の為である。
周知の為にはもっとファンを増やすこと、認知度を上げることが必要だと考え、イベントに参加し、1位になることを目標にした。
このイベントで、いったい何人ファンが増えるのか。まだこの時は知る由もない。そしてこれからはじまるガチイベの過酷さも……。
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