第三節: 歴史的企画初日。と銘打った配信が、本当に歴史的な日になった件。

3月4日月曜日(6日目)

第一項:企画考案

小松菜は一週間ほど配信を行い、また色んな配信者を見てこんなことを考えていた。

「どうやったら人が集まるか。楽しい配信になるか。」と。

ライブ配信は、配信者、コメントをする人、コメントをせず見ている人の3つのタイプに分かれる。

はじめは小松菜は入出サインを出さない方法を知らなかったので、なにもアクションがなければ見ている人はいないもんだと思って、最初の頃、ラジオ配信をしながら夜食を食べたりしてだいぶ配信を舐めていた。

(実は、小松菜、この歴史的な配信が終わるまで、このシステムを知らなかった・・・・。)

「なんにせよ、来てくれる方を楽しませる配信にしないと!」

しかし小松菜は顔を出すリスクを負う勇気もなければ、声が可愛いわけでも、歌が特別うまいわけでも、話が面白いわけでもない・・・。(絶望的やーーーん( ^ω^))

どうすれば集客でき、ファンが増えるか・・・

その答えを探しに、小松菜はジャングルの奥地へと向かった。(そこに答えはなかったので帰ってきた。)

考え抜いた結果、曜日ごとに配信テーマを決め、そのテーマを基準にみんなと話をしようと。

そして、リスナーさんの評価やコメント数、ファンが増えたかなどで好評なものを今後やっていくことにしようと。

そのためにまず、来てコメントをくれて、盛り上げてくれそうなリスナーさんに宣伝しなければと思い、大変厚かましいお願いではあるが、「23時から配信をするので来てほしい。」とフォロワーさんの中から数名に前もってお願いに上がったのである。

結果、それはのちに大正解であったことになる。

第二項:テーマ【歴史的企画初日。もう一生こんな小松菜見る事ない】

【歴史的企画初日。もう一生こんな小松菜見る事ない】と銘打った配信。

配信開始早々、元々お声がけしていたフォロワーさんと、お声がけしていなかったが来てくれたフォロワーさん、初見さんが集まった。

来てくれて、コメントくれた皆さんに感謝感謝である。(皆が居なかったら、ただの地獄絵図になっていた。)

しかし、この日の小松菜は絶不調であった。

現実世界のほうでメンタルがズタボロになり、出来ることならば、配信をお休みし、殻にこもっていたい・・・・・・。

そんな気分だった。

しかし、自分から散々お声がけしておいて、そんなこと出来るはずがない!!!!!

これが表に出るものの辛いところである。

どうにか自分を奮い立たせた。

しかし、顔は死んでいた。(アーメン。)

いま改めて録画された配信を見ても、相当ひどい。

人様の前に出るような状態ではなかった。

なにより溜め息が多いし、目が完全うつろ・・・。

小松菜は、ミクチャを始めた理由と企画説明を済ませ、今日の企画を発表した。

第三項:企画内容

その考案した企画はというと「小松菜vsリスナーさん対決企画!(お試し)」

内容は小松菜がぶりっ子をし、やり切れば、小松菜の勝ち。

やり切れず、心が折れたり、ネガティブワードを発したらリスナーさんの勝ち。

というもの。

全く誰得なのか分からん。

しかし、どこかに需要があるかもしれない。なければネタにしよう。

そんな気持ちで考案した企画だった。

予想外ではあったが、現実世界で傷を負った小松菜に

自分で考案した企画が、更に自分を苦しめる結果となった。

(正直、現実世界で何もなかったとしてもやり切れた自信はない。)

ムリゲーであった・・・。

しかしリスナーさんが楽しんでくれればそれでいい!と思っていた。(結果クソ企画だったが・・・。)

ルールは時間は3分(1セット)×3

そしてリスナーさんの言うことは絶対!!という、とことん自分を追い込むスタイル。

(本当に、この企画を考案した自分を恨む・・・。)

第四項:ゲーム開始!

《ゲーム1セット目。》

非常にグダグダだった。ゲーム開始早々企画倒れ寸前。

この時、コメント参加者は2人。

ジャッジするのもリスナーさんなのだが、お慈悲で小松菜の勝ちにしてもらった。(ほぼ強引に。)

《ゲーム2セット目。》

先ほどのような甘えは通用しない。

頑張らねば!と思いつつも、心の中のおじさんが、「おい!何やってんねん!おまえ正気か?」

と語りかけてくる。

【結果】小松菜圧倒的敗北。

《最終決戦のゲーム3セット目。》

若干リスナーさんに飽きられつつも、やり切らねば!!と思った小松菜は、必殺ツインテールをお見舞いした!!!!(敵に塩送るスタイル( ^ω^))

こんなツインテール、小学生以来や・・・・・・。

「まあいいか・・・。見てるリスナーさん二人だけだし・・・。

(白目&諦め)」

そこへタイミング良いのか悪いのか、もう一人のリスナーさんが来てくれた。

リスナーさん「(。´・ω・)ん?これどういう状況??」

(私の心の中)・・・オワタ/(^o^)\

もう一度ルール説明をし、ゲームに参加していただいた。

これでジャッジは3人。うむ、人数的にはちょうどいい。

【結果】

小松菜圧倒的敗北。

第五項:ゲーム終了

今回はリスナーさんが来て、コメントをくれたこと、そしてリスナーさんのジャッジが良かったおかげで、3セット目までゲームを続けられた。

ゲーム終了後、リスナーさんと反省会やら、雑談やら、いじられたりしながら、その日の配信は終わった。

「まあ、もう一生やることはないだろう・・・(遠い目)。」と思った。

そしてやっぱり自分は根っからのアイドルオタクであるし、自分がアイドルと同じことをするのは到底無理だと分かった。

やはりアイドルはすごい。振り切ったぶりっ子は大好きだ。

だが自分にはできない。なぜなら心の中のおじさんがそれを許さないからだ。

第六項:実験結果

小松菜のHPはもう底をついていた。

「さて何人くらい見ていたのだろう?」

リスナーさんに視聴者数の見方を教えてもらったので、確認してみる。

「ん?300人?今まで5日やってて500人(1日平均100人)だったのに対し、1日で300人?!?!?!」

ということは・・・

あのグダグダなぶりっこも、今にも死にそうなうつろな目も、完全に無理があるツインテールも見られていたということか!

しかもこの5日間の正確な視聴者合計数を把握していないので、もっと見られていたのかもしれない・・・。

(oh!マイゴットよ、仕事しろ。/(^o^)\)

「スクショしたら、ぶっ〇ロス!」と忠告はしておいたものの、誰が見てるかも、誰がスクショしてるかも分からない。

歴史的企画初日は、黒歴史爆誕した、ある意味ほんとうに歴史的な1日となった。

「みんなの脳から、はやくあの夜の記憶が消えますように。」(頼んだぞ、マイゴットよ。)

実験結果:視聴者数約300人(内訳:歴史的企画初日、もう一生こんな小松菜見る事ない71人、【勝負結果発表】罰ゲームはいかに。回線重め220人)、合計視聴者数806人、ファン1人増。